一人で初めて海外・フランスに2か月滞在しました。
厳密には滞在先に元から知り合いの日本人がいたので完全に一人ではないのですが
外出はほとんど一人行動でした。
この話をするといいなーと言われることが多かったですし、私自身も行ってみたくて望んで海外に飛び立ちました。
行ってよかったと思っているものの、大変なこともたくさんありました。
実際の経験から、先に心得ておけば苦労しなかっただろうなと思うことを書いていきます。
絶対に達成したいことを1つだけ決める
旅行で達成したいことをきちんと定めておくべきでした。
渡仏直後は
せっかく来たのだから有名な場所は全部回らなきゃ!
ネットで見たあの場所行かなきゃ
滞在期間が長く、時間があるからこそフランス通になって帰らなきゃいけない、と謎の使命感に駆られていました。
でも、ふと思いました。
誰のための旅行なんだっけ?
フランス通にならなきゃと思った気持ちの根底に自分の見栄があると気付きました。
誰かに話すときに詳しくなってないと、楽しかったと言えるようにしないといけない、
そんな風に他の人にどう映るかを気にしてばかりいたら
どこに優先して行けばよいかが分からなくなっていきました。
旅行に行っているのは他の誰でもない自分自身です。
私の場合は虚栄心が強すぎましたが、今は色々な情報にアクセスできる時代。
自分がやりたいこと、この旅行で達成したいことは何だったかをきちんと強く持っていないと
様々な情報に触れているうちに見失ってしまうと思います。
欲張ると訳が分からなくなるので、1つだけ「これは絶対達成したい!」という目的を定めておくことによって
それさえ達成できれば、旅行を振り返ったときに
まあアレができたから良しとしよう!
と自分の心を満足させられると思います。
ご飯は残す
特に食いしん坊な方に伝えたいです。ご飯は残しましょう。
私は食べるのが大好きで、この旅行でも美味しいフランス料理をたくさん食べるんだと意気込んでいました。
ただ、想像以上に量が多い、そして味覚に合わない。
※美味しいものも、もちろんたくさんありました!
我々世代は忍たま乱太郎で一度は聞いたことがあるであろう、
「お残しは許しまへんで」(by食堂のおばちゃん)
に代表される通り
昔から、また近年ではフードロスの観点からご飯を残さないほうがいいという倫理観が根付いています。
私も、せっかく出された料理だし食べきる必要があるとお腹いっぱいなのに惰性で胃に突っ込んで、食後はいつももたれ気味でした。
このような無理が祟ったのか、因果関係の有無は分かりませんが
旅行中にガストロ(胃腸炎)にかかり、治った後も食欲が回復せず体重が4キロ減りました。衰弱しています。
完食できるに越したことはないですが、食事は栄養補給だけでなく、食べてハッピーになるのが目的のはずです。
飲食店としても自分の料理を食べすぎて体調崩させるために作っているわけではないはず。
だから、無理して食べず、残していいんです。
私のように体を壊さぬよう、自分がもう満足、と思ったら潔く身を引きましょう。マジで!
どうあがいても観光客だと割り切る
海外ビギナーな私は観光スポットや日本人の店員がいるスポットを積極的に活用すべきでした。
正直、ツアーや観光客慣れしている行きやすい場所を現地民はそんなところ行かないんでしょ?と見下していました。
でも敢えて通っぽい場所に行っても敷居が高かったり、言語の壁があったりで、結局楽しめなかったんですね…
英語もフランス語も話せない、かつコミュ障なので当然です。
でも、有名な観光地に住んでいる人がその有名スポットに行ってないってパターンよくあると思うんです。
そもそもフランス人はケチらしく、そんなに外食やお出掛けをしないので
激しく出歩いている時点で観光客なんですよね。
結果としてド定番の観光スポットの方が、対応慣れしていて気楽でした。
観光仕様であってもその土地の文化を何らかの形で反映しているはずですし、無理して現地の暮らしを掬い取ろうとしなくても滞在するだけで色々な発見があるはずです。
とにかく無理しないのが大事です!!
自分本位な旅にする
以上が海外一人旅の心得でした。
まとめると余計なプライドを捨てて、欲張りすぎず、自分のしたいようにするって感じです。
海外一人旅をしてみて見栄や欲が浮き彫りになって、自分自身と向き合えたのが一番の財産かもしれません…
皆さんの良い旅の一助となれば幸いです。
おしまい
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