コーダーになろうとしてならなかった理由

入社して3年半、そこそこ安定した職場を退職しました。

理由はWeb制作、コーダーになろうとしたためです。

もともと経理をやっていました。

ただどうしても経理だと、紙ベースでの帳票補完などが付きまとい、出社が求められます。

完全リモートで生計を立てたかったわたしは、IT業界ならそれが叶うのではと思い一念発起したのです。

わたし
わたし

リモートで働きたい

意気揚々と退社したものの、最終的に今も経理で働いています。

道半ばで路線変更した理由をお伝えします。

給料がどうしても下がるから

一番大きかった理由はこれですね。経理として勤めた結果、若干ながらの昇給がありました。
コーダーとして働くとなると、未経験としてみなされてしまうため過去の積み上げがなく、
新卒1年目かそれ以下の同等のお給料になってしまい、先行きに不安を覚えました。


わたしはそこそこの片田舎での転職であったため、コーダーの募集を見ただけで舞い上がり、

スグに面接へ行くと即日内定。早々に転職活動を終えてルンルンでした。
しかし、提示された月給が生活はできるけど貯金できるかは怪しい金額でした。

わたし
わたし

これ、一人で生きていける…?

また、働き始めてから社長にこんなことを打ち明けられます。

社長
社長

今の倍の案件を取っても赤字やで

社員の人数からして今の業務量でだいぶカツカツだったため、黒字化はほぼ不可能だと感じ、
案件の売上からお給料が捻出されていると考えると、わたしのお給料は上がらないだろうと悟りました。

生粋の芋女で実家も出ている身分のため、生活を回すことが最低条件です。
こころが貧しくなっては元も子もないと思い、この会社を辞めてしまいました。

内定をもらった会社がたまたまよくなかったのかもしれません。首都圏の会社であればもう少し貰える気がします。

ただ、職種を変えると過去の経験が評価されづらく、金銭面で条件アップは難しいと思います。

労働環境がきついから

もう一つがこちらです。先に紹介した会社とは別で、コーダーとして内定をいただいた会社での話です。

田舎の会社でも実力があり、大きなお仕事をたくさん持っていると確かな技術力をお持ちの会社さんでした。

成長していく環境にもってこいだとは思ったのですが、面接中にこんなやりとりがありました。

面接官
面接官

この業界が大変ってことは知っているよね?

わたし
わたし

色々見て大変とは伺っています…どれくらい働かれているんでしょうか?

面接官
面接官

納期直前は…徹夜かな

ポーカーフェイスを貫いたつもりですが、こんなにさらっと徹夜という表現が出てくるということは
0時を回っても働き続けるのが慢性化している環境なのかなと推察し、内心震え上がりました。

同時に徹夜するほどに追い込まれる前に業務量を調節できないのだろうかと疑問に感じました。

※残業時間90時間を記録した私が言えることではない

わたし
わたし

90時間残業した話はこちらから見れるよ!

本当に職人気質で、仕事が好きな人じゃないとこの環境には長く居続けられないだろうなと感じ、
内定をいただいたもののこちらも辞退してしまいました。

経理でも条件を満たす環境は探せばある

こんな感じで踏んだり蹴ったりの転職活動を続けているある日ふと気づきます。

わたし
わたし

わたしがコーダーになろうとしたのはリモートで働くためだよな…?

じゃあリモートで働ければ正直経理でもよくね?

探してみたところ、経理でもリモート可の環境はたくさんありました。

手段にとらわれすぎて目的を見失っていたことに気づき、経理として再度転職活動を再開したのでした。

蛇行運転の果てでも生きてはいける

以上が職種を変えようとして変えなかった話でした。

職種を変えようとすると、どうしても未経験可のところに応募しがちです。

ただ、経験のない人でも採用したいとしている環境は

  • 人手が足りていない
  • スキル感を採用責任者が把握していない
  • 育てる母心に満ちた会社

上記の3択ぐらいだと考えられます。

3つ目の職場を見つけられないとわたしのような末路を辿るかもしれません。

よい職場に出会えたら、あとは給料と仕事内容の天秤になると思います。

わたしは経理もコーダーもそんなに好きでも嫌いでもなかったので、
最終的に給料で経理に軍配が上がりました。

これが天職だ!と思える職種に巡り会えたら、その気持ちは大切にしてほしいと勝手に願ってやみません。

皆様が毎日楽しく働けることを祈りつつ、本日はこんな感じで失礼させていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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