痩せても苦しいままの人・幸せになれる人の違いを考察する

ダイエットで人生が変わった話は巷にゴロゴロあります。

顔が別人のように変わる、周りの人の態度が変わる…などなど。

きりん氏
きりん氏

こういう話って本当なのかなって気になりますよな

わたし
わたし

アタイは成功談を信じてダイエットしたわよ…!

痩せる決心をしたころの私は、そういった成功談をこれでもかと体内に充満させて、"痩せて人生変えたろう!"と自分を動かす原動力にしていたのです。

努力が功を奏し、22歳の2月から11か月ほどかけて10kgぐらい減量しました。
結果はどうだったか。私の人生は思うほど大きく変わりませんでした。

10kg痩せても標準体型になっただけでスレンダーじゃないし(158cm64kg→52kgになりました)、体脂肪率はそこまで下がらなかったので身体に締まりがないです。
そういう意味では、もっと上手に痩せないと望むほどの人生変変化は得られないのかもしれません…


でも、10kg痩せて人生変わったみたいな記事を私は結構たくさん見かけました。
減量した数字だけで見れば同じなのに、人生変わる人とさほど変わらない私の差は何なのか。
それは自己肯定感変化を起こす意識の有無だと思うのです。

今回は

  • 痩せて人生が変わる理由
  • 痩せて人生を変えるために必要と思われる思考

を、10kg痩せた体験談に基づいてお伝えしていきます。

この記事をおすすめしたい人
  • 精神的に健やかなダイエットをしたい方
  • ダイエットで人生を変えるために何が必要か知りたい方

ダイエットで人生が変わるのは容姿よりも内面が変わる説

きりん氏
きりん氏

ダイエットで人生変わるのは痩せるからじゃないの?

わたし
わたし

それもあるけど、痩せた変化を自分が前向きに受け取れないと人生は大きくは変わらんと思うのよ

ダイエットして痩せてきれいになるから人生が変わる、一言でいえばその通りなのです。

痩せた恩恵はきっと気づいていないだけで受けているのだと思います。ただ、痩せればすべてハッピーとはならなかったです。
”ダイエットで人生が変わる”は厳密には以下のような流れで進んでいると個人的には思います。

  1. ダイエットをする
  2. 体重が減り、見た目が変化する
  3. その変化を自分が前向きに受け取る
  4. 自分の行動が変わる
  5. 周囲の行動・反応にポジティブな変化を及ぼす
  6. 人生が変わる

具体例を出して説明していきます。

具体例①

減量が進むと着られる服や似合う服が増えたりして、テンションが上がる
→そのテンションを日々まとうようになる
→明るい表情になる
→周囲の反応が変わる

具体例②

減量のためにPDCAを回す
→自分もやればできるじゃん!と自信をもつ

→色々なことに対して活動的になります。(周りの人と前向きに接せる、人と会う気になるなど)
→周囲の反応が変わるのです。

もちろん見た目も大きく変化していることでしょうが、見た目の変化を肯定的に受け取って、自分の行動が変化するから周囲の変化を呼び寄せていくように思えます
痩せた結果を前向きに受け取る前提で、”痩せて人生が変わる”と巷では言っているのです。

痩せてもそれに満足できないと、自分に前向きになれず、大きく人生変化はしないと思うのです。

減量後の末路【体験談】

では、ダイエットで人生がさほど変化しない人はどんなふうに生まれるのでしょうか。

  1. ダイエットをする
  2. 体重が減り、見た目が変化する
  3. その変化を自分が前向きに受けとれない
  4. 自分の行動が変わらない
  5. 周囲の行動・反応にポジティブな変化を起こせない
  6. 人生は大きくは変化しない
きりん氏
きりん氏

痩せたのに前向きになれないってどういうこと?

わたし
わたし

期待値が高すぎて思うような変化じゃなくてがっかりするとか、リバウンドが怖いとか色々ね…痩せた時の心理状況を伝えていくわ

痩せてもハッピーになれなかった私の例をお伝えしていきます。
自分、めちゃくちゃ卑屈だなと思う方は同じ考えに陥る可能性があると思うので、ぜひご参考にしていただけますと幸いです。

目標体重に到達できなくてつらい

大前提としてわたしの場合、肥満から中背中肉になっただけです。

人生が変わるほど細くなっていないのかもしれないです。

実際私の目標体重は48kgですが、永遠に50kgの壁を突破できずにいます。

本当に必死になって一生懸命がんばったつもりでもかなわないと、やっぱり落ち込みます。

そもそも人減量が不十分だから人生変わらないんじゃね…?(このテーマを語る資格がないぞ)という声は聞こえてきそうですが
そこは目をつぶっていただけると幸いです…すいません。

痩せても期待通りにはならず、自分に満足できない

ダイエットを開始して5kgぐらい減った頃でしょうか。
体形に変化を感じ始め、徐々に顔の肉も落ちていきました。私はどう思ったかというと、

わたし
わたし

やばい…痩せても大して可愛くなっていかない…予定と違うんだが

痩せていく自分を可愛くなっていっているとはあまり思えなかったんですね。
むしろ肉が減って自分の顔の構造をありありと見せつけられたのです。
例えるなら、ポケモンが進化して能力は上がったけど見た目はかわいくなくなっていく感じです。
私は自分のようなタイプの顔立ちがあまり好きではないのに、どんどんそれが深く、濃くなっていったのです。

わたし
わたし

なんて卑屈で傲慢な女や

わたし
わたし

太っているときに比べればマシだけど、自分を美しく見積もりすぎてしまっていて、思い描いていた体重にたどり着いたときイメージと違っていてショックを受けました…

増量の恐怖

周囲の対応が激変するようなことはありませんでしたが、”痩せたね”と言われることは増えました。
善意で言ってくれているはずの”痩せたね”も、私にはリバウンドへの恐怖を煽る言葉に聞こえてしまいつらかったです。

痩せたと認識されたということは、今の体型が基準になったということ。
ダイエット前の体型まで戻らずとも、ここから少しでも体重が増えると、”太ったね”になってしまう。

そんな思考から、一時3kgぐらいリバウンドしたときにこのまま元に戻ってしまわないか、気が気でなかった時期がありました。
ダイエットに向けて猛進してきた思いと努力を無駄にしたくないという、痩せる前はなかった減量期間への執着がわきます。

きりん氏
きりん氏

痩せた自分可愛くねえとかさっき言っとらんかったか?
だったら太ってもいいや、とはならんの?

わたし
わたし

幾分マシになったのは事実だし、周囲からの褒め言葉はうれしいんです。
だから、自分で作り上げた、”周囲から見て痩せたわっし”を崩したくない気持ちが大きくなっていきました…外食した後の体重増加が怖いし、どうしたら痩せるかばかり考えて疲れてしまいました。

きりん氏
きりん氏

何かと忙しい女だな

それでも、痩せたメリットは大きい

  • 痩せてもそんなよくならない自分にがっかり
  • リバウンドが怖くて痩せるために生きている状態
    痩せたんだからなんかいいこと起こってもいいよね!?待ってるよ!

こんな心理状態では、自分の行動は変わりません。
自分の行動が変わらない以上、周りの反応は期待するほど変化はありませんでした。というより、変化を起こせなかったと言うのが正しいですね。
それでもいくつかの変化は素直に嬉しいと思えました。

  • 着れる服が増えた
  • 前よりはましだなと思える自分になれた
  • 体重は諸行無常だと知れた
  • 痩せる前の脂肪を言い訳にしている自分からは脱皮できた

新しい思考の自分になれたという点では、思っていた形とは違っていたけど人生が変わっているのかもしれません。

わたし
わたし

ちょっと減量に期待しすぎただけかもしんない!

どんな心構えがあればよかったのか?

当時の私がどんなマインドを持っていれば苦しまずに済んだのかを振り返りました。

達成したことと目標どちらにも平等に目を向ける

50kgの壁に過度に固執していた時は、目標体重にばかり目を向けて、
これまで達成してきたことを全く評価できていなかったなと思います。

目的達成意識は重要ですが、それで自分の首を絞めたら逆効果だし
かといって過去の栄光にすがって努力をやめたら元通りになってしまいます。
どっちらにも等しく目を向けていれたらここまで苦しまずに済んだだろうなと思います。

変化は自分で起こすという意識を持つ

私は痩せればオートで人生が変わると思っていました。
痩せた自分に勇気を持ち、振る舞いも自分がなりたいように近づけていく意識が私には欠けていました。

人と比較せず、過去の自分と比較する

よく言う話ですみません。でも、元からきれいな人もいれば、私よりももっと努力してきれいさを維持している人もたくさんいます。
他人が、今のプロポーションに至るまでの経緯などわからないのに、努力せずに今の体型を手に入れているのだと決めつけて
勝手にイメージした他人のイメージと自分を比べると落ち込む確率は格段に上がり、ダイエット結果を前向きに受け取りにくくなります。
痩せる前の自分と比べてどうだろう?と考えるようにしたいものです…

とりあえず今の自分を全肯定する

とにかくこれに尽きるのだと思います。
太っていることにより自己肯定感が低いと考えていて痩せたら自身を持てるようになると思っていると、
減量後も太ったら価値がないのだ、と過剰にストイックになってしまうかもしれません。
太ったり痩せたりするたびに情緒が浮き沈みしていては、せっかく痩せて得られる人生の変化も十分に楽しめないと思います。

痩せても案外人は気づかないですし、他人は自分のことを想像以上に見ていないです。

自分が一番自分のことを気にしていると考えると、自分が快適に過ごせる体重が最適解だと思います。最適な何キロなのかは人によって違うと思います。
みなさんには私のようにはならずに、自分自身が幸せになれるかどうかを大切にしてほしいと、心から思います。

ダイエットで人生が変わる、ではなく人生を変える意識を

ダイエットで訪れる容姿の変化を最大限ポジティブに生かすためには、ありのままの自分を大切に思う気持ちが必要だと思います。
ダイエットは現状に満足していない人がするものですので、矛盾しているかもしれません。ただ、ここがねじれていると痩せても本当の意味でハッピーになれないのかなと思います。

一人でも多くの人がわたしと同じ思考回路をたどらず、自分が幸せになれるプロポーションを手に入れてほしいと心から思います。

きりん氏
きりん氏

この本にあるような思考は自分を大切にする上で大事やね

わたし
わたし

自分は人間国宝だと思うようにするわ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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