パリに行ったら欲が減った話

フランスパリに2か月間滞在しました。

帰国してまだひと月経っていないのですが、なんだかもう半年以上前のことのように思えます。
子どもより老人の方が1年の経過を早く感じると聞きます。
時間の流れを早く感じるのは帰国後の毎日に新鮮味がないからなのでしょうか…

とにもかくにも記憶が消え去る前に何を感じたかを記録しておきたい。

ぶっちゃけいいことよりストレスの方が多かったのですが、
ライフスタイルや価値観に大きな変化がありました。

その一つが欲が減ったことです。

パリで見たもの

パリではフランス料理店や老舗ブランドなどがひしめき合っていました。

とにかく豪華絢爛。ボリューム満点。どすこいって感じ。

驚いたのはその数。もう見切れない、数えきれないほどの飲食店がありました。

すべてをかき集めるのはキリがない

最初は

わたし
わたし

2か月もいるんだもの、めっちゃおいしいもの食べまくってフランス通になってやる!!

わたし
わたし

パリでお気に入りの鞄か財布見つけっちゃったりしたいな~

と意気込んでいました。

現実はというと、フランスで胃を壊し、鞄も財布も買わずに帰ってきました。

フランス料理は量が多くて後半は胃が疲弊していました。(美味しいっちゃ美味しいけどね…)

財布や鞄はありすぎて、どのブランドもロゴが違うだけでみんな同じようにも見えてきた…(失礼)

きっと探せば素敵な店もあるんだろうけど、ありすぎてこの中でどこに行けばベストなのか分からない。

そして気づいたのです。

あ、もうこれキリがないな。と。

世界は広すぎるからこそ出会えたもので十分

世界には無数の料理や衣類があり、すべてを比較検討することはできないんですよね。

文字にすると当たり前のように思えますが、私のしようとしていたとしていたことってそういうことだったのだと思います。
無数の飲食店・ファッションアイテムから最適解を掴み取ってやろう!と、圧倒的母数に戦いを挑んでいたのですから。

すべてを吸い尽くすことはできない、だからこそ体験できたことや
今周りにあるものが、ここにあること自体がめっちゃ貴重なんだなと思うようになりました。

わたし
わたし

もっとうまいものあるかもしれんが、今目の前にあるブロッコリー美味しい

わたし
わたし

財布買い換えたいけどまだ使えるし、いいやつ見つけたらでいっか

「足るを知る」ってこういうことなんでしょうか…?

いつまでこの感覚が続くだろうか、節約になるのでこのまま欲が湧かないモードの私でいたいものです。

おしまい

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